中池見湿地はJR敦賀駅からわずか2kmほどにある湿地帯で、市街地のすぐそばにありながら豊かな自然が残されています。周囲を天筒山をはじめとした3つの低山に囲まれた広さ25haほどの盆地状の湿地です。その生物多様性の高さに加え、袋状埋積谷という特異的な地形や、世界屈指の厚さ40mにも及ぶ泥炭層が地下に堆積していることから、「国際的に重要な湿地」と認められ、中池見湿地は2021年にラムサール条約に登録されました。
湿地内には木道が設けられ、広大な湿地を吹き抜ける風を感じながら散策できます。春にはサワオグルマの黄色い花が一面に咲き、湿地の水路にはメダカやおたまじゃくしが忙しそうに泳いでいます。絶滅危惧Ⅱ類(環境省)に指定されているデンジソウなど貴重な動植物が数多く生息しており、子どもたちにぜひ訪れてほしいスポットです。NPOによる体験活動や保全活動も行われており、一般でも参加することができます。
また金ヶ崎~天筒山からのトレイルコースはアップダウンも多く歩きごたえたっぷりですよ!
中池見湿地に入るには敦賀市藤ヶ丘町から(駐車場→山道を少し登ります)と、樫曲から(駐車場→平坦な道を1キロほど歩きます)、そして天筒山からのトレイルコースがあります。
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